STORY 01
家具も人材も
トータルコーディネイトが
肝心です。
ベッド、ソファ、ダイニングテーブル、食器棚…家具にはいろんなカテゴリーがありますから、時間をかけて一通り経験していくと、いずれはトータルコーディネイトのスキルも身につきます。各商品の色やデザインを見ながら、特徴を踏まえて組み合わせていく。この適材適所という考え方は、じつは人に対しても同じことが言えます。「POPはAさんが得意だからお願いしてみよう」、「短時間勤務のBさんにはレジに集中してもらおう」。適性や働き方に合わせて人員を配置するだけでも、店というものは見違えるほどうまく回り始めるものです。時には厳しいことも言いますが、一人じゃできない仕事ですからね。相手への感謝の気持ちだけは忘れないようにしています。
STORY 02
今できることってなんだろう。
考えることから始まる
仕事の価値と面白さ。
たとえばあなたが今日からTWO-ONE STYLEの売場に立つとします。お気を悪くされるかもしれませんが、きっとできることはそれほど多くはないでしょう。でも、元気な挨拶ならどうですか。重い荷物を抱えたお客さまのお手伝いもできるかもしれません。大切なのは「今できることってなんだろう」と考えてみること。「クリスマスに売れる家具ってなんだろう」とか「大掃除の時期に向けて収納ケースを売り出すのはどうかな」とか。実行するとなればそれなりに在庫が必要ですから、「いつまでに発注すればいいだろう」も気になってきますよね。頭をひねると今できることって意外とたくさん出てきます。売場に立つだけでは見えてこない面白みも、きっとそういうところにあるはずなんです。
STORY 03
「また来るね」
これがいちばん嬉しくて、
頂くのが難しい言葉です。
つい先日、あるご夫婦に声をかけて頂きました。ソファの購入を検討中で、前日にも一度ご来店頂いたそうです。前日の接客を担当したのはある新入社員。そう聞いて、私は嬉しくなりました。なぜならここら一帯は競合の家具店がひしめき合う激戦区。多くのお客さまはお買い物の際、複数の店舗を周られます。そんな中で再来店を勝ち得たのは、彼が良い印象を残すことができた証拠なんです。ファインプレーですよ。部下の成長が実感できた瞬間でした。私も売場に入って13年目、思えば「また来るね」がいちばん嬉しく、頂くのが難しい言葉かもしれません。一人でも多くの部下たちがそう言って頂けるように導いていく、これもまた店長代理である私の務めだと思っています。