STORY 01
マジメに不真面目。
これこそが
現場まわりの極意です。
フィールスカイはナフコが展開するアパレルブランドです。アウトドアにも使えるワークウェアがメインで、ここみたいな専門店もあります。すぐ隣の本館にはおなじみのホームセンター商材も置いていて、計20人くらいのスタッフで各部門を回している感じです。僕の仕事は、簡単に言うとそのすべてに顔を出すこと。フィールスカイも自転車もDIYも、分野問わずちょこちょこと。連絡事項は朝礼で話せば済むんですけど、現場にも言いたいことってあるはずで、最前線にいないと聴こえてこないので。「代理、ちょっといい?」ってフランクに声をかけてほしいじゃないですか。だから僕、話しかけやすいキャラと言うか、あえて不真面目を装ってるんですよ。いや、ほんとですって(笑)。
STORY 02
商売って面白い。
この感覚を、みんなにも
味わってほしい。
うちは入口のお客さまが必ず通るところに温室があって。そこはきれいにしておきたいじゃないですか。だから鮮やかな花鉢を並べてみたり、きれいなコケ玉を仕入れてみたり、いろいろ工夫してますよ。最近だと、空調服やヒートベストみたいなモバイルバッテリーを使った商品がいくつか出てきてるんですけど、体験したほうがわかりやすいので試着用の見本をずらっと並べました。もちろん、ぜんぶ販売員さんたちと相談しながらです。やらされ仕事と自分でやった仕事とじゃ、商品に対する愛着が違いますから。売れると「売れたよ!」って販売員さんが喜んで言って来てくれる。そりゃあ、売れないよりは売れる方が面白いですよ。これをみんなに味わってもらうのが、一番の楽しみなんです。
STORY 03
店長代理って仕事は、
サッカーで言うなら
ボランチです。
店長代理になって気がついたんですけど、販売員のみなさんって意外と困ってるんですよ。「これ発注していいやろか」とか。しかも日常的にです。だから時間をかけて一緒にうんうん悩むっていうよりは、3秒で解決してあげたいんですよね。ある程度は決定する権利もありますし、周りを頼れば解決できないことなんてそうそうないですから。一方、経営のほうにも目を向けなきゃいけない立場でもありますから、店長ともしっかりコミュニケーションを取って週イチで販促会議をやってます。あまり現場に突っ込みすぎると視野が狭くなるので、時には一歩引いて店全体を見る。場合に応じて役割を変えるって感じですかね。サッカーで言うとボランチ。いいとこ取りとも言えるかな。