STORY 01
接客って難しい。
言葉づかいも磨かなきゃ。
たまにボロが出ちゃうんです。
「だよね…」口にした瞬間、しまった!と思いました。お客さまにタメ口。その時は笑って許してもらえましたが、まだまだ言葉づかいもままならない、自分はそんな新入社員です。3ヶ月前からソファを担当しています。見た目や座り心地はもちろんですが、中の構造まで理解しておかないと、お客さまに十分な説明ができません。実際に座ってみたり、商品の説明書を読み込んだり、先輩に教わったり。そうした日々の積み重ねで商品知識は少しずつ身についていくんですけど、接客はまだまだ難しいです。最近ではコンビニなんかでも店員さんの言葉や仕草を意識するようになってきました。「今のいいな」って思うようなことがあれば、どんどん盗んでいくつもりです。
STORY 02
もう新人じゃない。
意気込んで臨んだのに、
みんな離れていくのは何故?
新人は最初、右袖にワッペンをつけています。研修中と書かれた緑色の「それ」は、自信がついたらいつ外してもいいというルール。自分は接客に入り始めた翌月にはもう外していたと思います。なんだか舐められてしまいそうで。ある週末の午後、店は人でいっぱい。自分もどんどん接客に入ろうと意識していました。でもどのお客さまも、自分が話しかけるや否や離れていってしまうんです。「なんで?」。…グイグイ行き過ぎてたんでしょうね。売上が見込める日なのに、全く実績が残せてない。そんな焦りが伝わってたんだと思います。まずはお客さまが何を探されてるのかじっくり観察して、準備をしてから話しかける。今はそう変えました。ワッペンは今もつけていません。
STORY 03
認めてもらえた気がする。
そこが接客の醍醐味なんだと
知りました。
昨日、テーブルが欲しいというお客さまが来られました。ダイニングでも使うし、リビングのセンターテーブルとしても使いたいとのことでした。少し考えて、自分がおすすめしたのは昇降テーブル。高さが調節できるタイプのものです。お部屋の図面をお持ちだったので、「なるべくキッチンに近づけるのが大前提で…ベランダや他の部屋への動線も確保するとなると…ここに置かれたらどうですか」そんなご提案ができました。言葉づかいも丁寧に、端的に話せたと思います。結果、ご購入いただけることになりました。仲良くなるっていう表現が正しいかわからないんですけど、お客さまとの距離が縮まって商品が売れると、なんだか自分が認められた気がしてうれしいです。